微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

東大授業紹介2 「政治Ⅰ」

昨日は1日忙しく、更新できずにいました。

 

さて、今回紹介するのは、文科一類生の大部分が履修することになるであろう「政治Ⅰ」です。

 

この授業は、文科一類生用とそれ以外の科類生用で分かれていて、教授も教わる内容もそれぞれ全く異なります。

 

特にどちらが難しいなどはないと思いますが、文一用の方は一応、将来的に法・政治学について学ぶことを想定した内容としていることになっているはずです。

 

今年度僕が受けていた授業では、有斐閣アルマの『現代政治理論』を教科書として、権力・自由・デモクラシーなどと言った諸概念や主題について取り上げる入門的な講義が展開されました。

 

入門と言っても、世界史で聞いたことがあるような政治学者ばかりではなく、あくまで政治学上で有名な歴代の現代政治学者たちの学説を説明した上で、その変遷について述べていくというものでした。

 

理論政治学、それも入門的な概念を扱うということで、必然的に抽象的な議論が多くなり、実証例などが特にないまま話が進んでいくため、よく頭を働かせていないと理解するのが難しいことも多々ありました。

 

権力について、自由についてという話はこの講義を通してずっと語られる主題だったため、その概念の理解がとても重要でしたね。

 

しかし、教科書の『現代政治理論』がとてもわかりやすく纏まっており、単純に面白かったため、なんとかなったという感じです。

 

教授の講義は「教科書を参考に」といえば聞こえはいいですが、ほぼ「教科書そのまま」な話で、声も小さめな人だったため、3限で眠くなる時間帯なこともあり授業中は結構辛かったです。

 

試験は教科書と、いわゆる「神シケプリ」によって乗り切れました。

 

ちなみにシケプリとは、クラス内の担当者によってまとめられた講義ノートの進化系のようなものと思ってもらえればいいです。その中で、稀に教科書をも凌駕する分かりやすさ・便利さなどを持ったものが生まれることがあり、それを探し求めているのが多くの試験前の僕らというところです。

 

もしこれから入学される皆さんの中で僕と同じ教授の授業を取る方は、このシケプリを探してみて欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは〜