いつの間にか気温も下がってきて、秋らしさが増してきましたね。
つい先日には天皇陛下の即位もあったりして、新時代の幕開けといった感じも出てきたように思います。
しかし、浪人生の中には「即位礼正殿の儀」の祝日をちっとも謳歌できなかった方も多いのではないでしょうか。
いよいよ、多くの人にとって最後の冠模試である、東大オープン・実践の時期が迫ってきましたね。
というわけで今回は、前々から書こうと思いつつ書けていなかった、模試に向けての話です。
・模試受験前
オープンまではあと一週間、実戦まではそのさらに一週間後という時期です。
この時期、予備校に通う浪人生にとっては後期テキストの予習・復習で忙しい時期だと思います。それ以外の人にとっても、基礎から応用への過渡期で何かと忙しいかと思います。
しかし、今回の模試は、本番と同様の集団の中で試験を受けられるほぼ最後のチャンスです。
この機会を存分に活かせるような準備をしましょう。
具体的には、志望校の過去問を解いて問題形式を確かめることなどが良いでしょう。
そこで、当日はどんな時間配分を試すのか、どの問題で点を取りに行くのかなどのシミュレーション、いわば「模擬」模擬試験をしておくと、模試当日の流れをつかめると思います。
・模試当日
僕が模試受験中に心がけていたことは大きく3つです。
1.時間配分
前日までの準備でも書いた通り、十分な緊張感の中でこれを試すことができるのは今回がほぼ最後です。
失敗してしまうことまで含め、どの大問にどれくらい時間をかけるのか、またどれくらい悩んで分からなかったら飛ばすのか、などを事前に考えておきましょう。
これは僕自身が講師に言われたことですが、時間配分を受験真っ最中に考えるのはとてももったいないし、無駄なことです。
人間は何かを考え、選択決定するときにもエネルギーを使っています。
そのエネルギーを、問題を解くこと以外に使ってしまっては良い点数は望めません。
是非用意した時間配分に自信を持って試してみましょう。
また、試験中には実際のラップタイム、経過時間を問題用紙にメモっておくのも効果的です。
後で書きますが、見直しの際に役立ちます。
2.粘りすぎない
時間配分とも近いですが、試験中は無闇に1つの問いに固執しないことが大切です。
より良い得点を取るためであることはもちろん、ほどよい緊張感の中で出来るだけ多くの問題に触れ、立ち向かう経験を積むためにも、「見切る」強さを持ちましょう。
3.問題を解く以外のことにも気を配る
会場への向かい方、お昼ご飯のメニューなど、様々なことを試せるのが模試当日です。
細かすぎると思うかもしれませんが、こうした気配りを予めしておくことで、真の緊張がやってくる本番に対処しやすくなります。
僕自身、どんなメニューなら昼のあと眠くなりにくいかなどをある程度研究していました、
個人的には、脂質は取りすぎず、腹8分目までに収めることを考えて、いつも同じおにぎりを同じ個数だけ買っていました。
慣れないものを食べない、交通機関も極力余裕を持ったルートを選ぶ、とかも大切ですね。
・模試後
模試で1番大切なのは、言わずもがな復習です。
このとき、漫然と答えをチェックするのは効果が薄いです。
上で書いたように、当日どんな時間配分で実際取り組んだのか、なぜその問題を間違えたのか、どこを直せば次に活きるのか、などなどを深く追求しましょう。
特に、普段使っている基礎テキストを引っ張ってきて出来なかった問題と照らし合わせ、どの知識が不足していたかを確認するのはとても身になります。
そして、個人的に好きな心構えとして、
一喜一憂までは仕方ないから、一喜一憂までで収めて次に向かう
というものがあります。
これは僕が浪人時代よく読んでいたブログに書かれていたことです。
実際結果が良ければ嬉しいし、悪ければ落ち込みます。一喜一憂するなとは言えません。
問題は、いかにそこで終わらせて前を向き直せるかだと思います。
所詮は模試なわけですから、本番までにできれば良いやと無理やりにでも切り替えましょう!
ということで、偉そうに長々と書いてしまいましたが、是非みなさん頑張ってください。
秋の模試でめっちゃ良かったけど落ちた、なんて、浪人生なら特にいくらでもいました。もちろんその逆も然りです。
個人的にはかなりしっかり対策をして挑み、その結果それなりに良い成績を取れて満足した覚えがあります。
その上で、先輩や講師のアドバイス通り丁寧に復習したことで、模試を活かせたのかなという思いです。
単なる一例にすぎないかもしれませんが、ぜひご参考ください。
それでは〜