微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

テスト終了、振返り(総論)

1月28日~2月3日にかけて、法学部として初めてのテストがありました。その準備のために個々しばらくは勉強で忙しく、ブログもだいぶ放置していましたね。今年もよろしくお願いします(遅い)。

 

知人の多くは、今学期受けた授業の感想などをTwitterで振り返っているのですが、僕はなんとなくTwitterではやらないでいいかなという思いがあるので、こちらで簡単に振り返ろうかと思います。

 

今日は総論ということで、各科目の細かいことには触れず、全体として法学部のテストがどうだったか、ということを書きます。各科目の話、使った参考書についてはそれぞれの科目で記述します。

 

まず、今学期法学部の試験は全てオンライン実施でした。法学部のオンライン試験の特徴としては、試験中は何でも参照可能というのがあります。

 

自分で取ったノートも、シケタイが一生懸命こしらえたシケプリも、基本書も、司法試験用の参考書や論点集も、とにかくなんでも試験中に見ることができるので、必然的に必要な暗記量は例年よりかなり減っていると思います。

 

オンライン試験を受けたことがまだなかった僕としては、この何でも参照可というのに結構苦しめられました。どれくらいのことを覚えたらいいのか、全くつかめなかったからです。

 

今までの試験なら、全体の流れを抑えた上で、使いやすいフレーズなどを丁寧に覚えたり、予想問題を作ってその想定解答を覚えたりと、今までの受験で鍛えた能力がそのまま問われているような感じでした。

 

しかし、何でも見ていいとなると、別に覚えていなくても当日その場で見ればいいし、しかしいちいち参照している時間もないからある程度は覚えないといけないし、ということで、その辺りのバランスがわからなかったですね。

 

しかし、先日美容院で髪を切っているときにそのような話を美容師さんとしていたら、「検索能力が問われるような試験は、膨大な暗記が必要なものより時代にあっているかもしれませんね」と言われて、全くだなあと思いましたね。結局仕事をするにも何をするにも、全てを覚えていることはきっとなくて、その場その場にあった知識を適切に引き出す能力のほうが重要だと思われるので、そういう意味では「新しい生活様式」に合った試験なのかもしれません。

 

もちろん、検索するにも基本的な知識が頭に入っているのは大前提になるので、今までのような能力が一切いらないということでもないですし。

 

今後テストがオンラインで行われ続けるのか、それとも参照不可の対面式試験に戻ってしまうのかはわかりませんが、もしかすると、新しい能力の習得に少しづつシフトしないといけないかもしれませんね。

 

個人的には、Zoom等による監視がないことによる不正が横行しているのではないかという心配から、あまりオンライン試験に両手で賛成というわけではないのですが。技術的に可能である以上、人間不正を全くしなくなることはないですからね。特に、大学の成績が純粋な絶対評価なら、他人の不正は自分には関係ありませんが、東大は後期課程でも相変わらず優3割規定を採用している授業が多いので、結構自分の身にも関係してくるのです。今後の試験実施形態にはとにかく注視したいと思います。

 

次回以降は各科目を振り返ります。「今度こういう記事を書きたい」と言ってちゃんと書いたのはかなり少ないので、今回こそはがんばります。目標はこれから毎日一記事ずつ執筆すること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは~