微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

時間割決め

セメスターはじめの楽しみの1つに、そのセメスターの時間割を決定するという作業があります。

 

東京大学で教鞭をとっている教授や講師の先生方が学生向けに書いたシラバスを読んでその内容に思いを馳せつつ、自分が興味を持てそうな内容について、曜限を検討しながら時間割に組み込んでいく。これはとても楽しい作業で、4月病なり9月病なりを発症するきっかけになるものです。

 

殆どの授業のシラバスはとても魅力的に書かれているので、たとえもともと自分には興味のなかった学問分野の授業でも、心動かされてしまうことがしばしばです。特に教養学部ともなれば、開講されている授業の分野は極めて多様かつ内容も入門的なものが多いので、気軽にあれこれと迷うことができるようになっています。

 

しかし、2Aセメスターでは多くの学生が前期教養の授業をほとんど履修しなくなります。これは御存知の通り、2Aから専門科目の履修が本格的に始まり、実質的に前期教養を終えたような感覚になる人が多いからですね。

 

僕はせっかく前期教養生なんだから、その旨味をギリギリまで味わい尽くしておこうとちょっと前までは考えていました。しかし、今学期の時間割を決めるにあたり、シラバスとじっくりにらめっこして面白そうな授業をどんどん履修していく、というこれまでの姿勢は改めることにしました。読むとすぐ興味が湧いてしまうので、今学期は泣く泣く(?)シラバスを熟読することを意図的に放棄しています。

 

というのも、2Sでは17コマくらいの授業を履修していたわけですが、やはりコマ数が多ければそれだけ負担もあり、履修しているだけで予習復習がままならないものが多くなってしまいました。その上オンラインでどうもやる気が起きなかったこともあり、身についたと言える授業はかなり少なかったと反省しています。

 

そこで、今学期は本当に興味がある、ないしは将来法学部で本格的に学習するにあたって役に立つものに絞って、履修した科目は自信を持って身についたと言えるようにしよう、身についたことの基準として、試験などなどの結果単位を取ることはもちろんのこと、単位を与えるにあたり文科省が定めていたはずの定義である「授業時間と同じだけの予習復習をそれぞれ行った」ラインを参考にしようと考えました。

 

予習復習にそれだけの時間を割くには、週のコマ数はかなり絞る必要が出てきます。そんなわけで、今期の時間割決めはなんとも魅力に欠けるものになってしまったわけです。法学部の開講する持ち出し科目はほとんど選択肢が決まっているようなもので、シラバスを見てじっくり考えるという余地はあまり残されていません。そのため今学期は毎セメスターの楽しみをあまり味わえずに終わってしまいそうです。

 

その分、履修した科目の学習には今まで以上の力を注ぐつもりです。参考文献なんかにも目を通したいなと思っていますが、これも結局9月病だなあというのが10月頭になった今の僕の感想です。この決意が年末年始まで続いているよう、自分自身に期待するばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは~