最近はブログのアクセス数がいつもより多く、書いていて嬉しいです。読んでくださっている皆様、ありがとうございます。
さて今回は、政治Ⅰと並んで多くの文一生が履修することになる法Ⅰ(文一向け)です。
そもそも文一生は、前期教養課程を終えるために「法Ⅰ・Ⅱ」または「政治Ⅰ・Ⅱ」いずれかセットの単位取得が必要となります。それぞれのⅡというのはAセメに開講されるものです。だから大抵の人が取るわけですね。
また、法も政治もそれぞれ文一専用の科目として開講されるので、法学部として後期課程を歩む可能性の高い学生に向けた内容が組まれていると思われます。
僕が履修していた法Ⅰの教授は、10年以上駒場でこの科目を担当している大ベテランの先生であり、講義が行われる教室も「900番講堂」というこれまた伝統的なところだったため、東大の歴史を強く感じる講義の一つでした。
ちなみに900番講堂は、かの三島由紀夫が切腹する前年に全共闘と論議した場所でもあります。ひたすら広く、ほぼ傾斜もない空間に数人がけの長机が詰められているところです。
ベテラン特有の(?)小さめな声と上記のような教室の特性により、講義内容はやや聞きづらかったです(途中からマイク音量などが調節されだいぶ改善した)。また、大教室で数百人が受講することから出席確認もなく、それゆえに切っている友人もそこそこいました。
しかし、この法Ⅰは僕がSセメに受けた授業の中でもかなり面白かったですし、テスト勉強の楽しさやそれに伴う試験結果まで含めて十分満足いくものでした。法学部に行きたいというかつてからの意思を再確認できた気がしています。
授業は、はじめの1、2回でいわゆる邦楽の入門的講義が行われ、その後は有名な判例を中心に、民法の特に契約と不法行為について進めていくというものでした。
主に扱われ、試験でも出題されたのは俗に言う「隣人訴訟」事件であり、大半はこの判例の解説とそれに付随する条文の解説でした。
入門的な内容であり、さらに10年以上の間に学生たちが積み重ねてきた「神シケプリ」の助けもあって、内容を理解するのはそこまで難しくありません。初めての法学としてはとてもよかったですね。
1限なのが唯一の懸念点でしたが、そこは朝練のあるバドサーで鍛えられているだけあってなんとかなりました。
文一生はぜひ受講してほしいなと思います。教授が同じかどうかはわかりませんが…。
それでは〜