微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

東大授業紹介8 「英語一列」

今日はジメジメした天気でなんとなく暗い気分でしたが、その分花粉症の症状も控えめで済んだような気がしています。

 

さて今回は、ほぼ全東大生の必修科目である英語一列の紹介です。

 

この科目は時に「暗記一列」と呼ばれることもあるなど、あまり評判が良くない科目です。

 

そもそもこの英語一列は、『教養英語読本』という東大出版の教科書を使ったテキスト講読を中心とする授業です。内容は自然科学から人文科学まで多岐にわたり、それらの論説文を読んでいこうというものですね。

 

授業の進め方は教授にだいぶ委ねられていて、付属のリスニング教材を積極的に使用する人もいれば、ディスカッションや発表を少し交える人もいます。

 

では何が「暗記」なのかというと、それは試験の形式にあります。試験は授業で扱った文章の一部がそのまま出題されます。そこから内容一致や空欄補充など、いわゆる大学受験的な問題を解くことになるのです。つまり、本文を覚えてさえいれば試験はほぼ瞬殺できるということです。

 

僕は面倒に思って完璧に覚えることはしなかったですし、実際全部を覚えるとなると結構大変です。しかし、やればやっただけ試験当日楽になることは間違いないですね。

 

大学受験で散々同様の形式の英語を解かされてきた東大生にとって、再び似たような形式、それも暗記が得点要因の多くを占めるテストを解くのは、学生にも教授にも双方にとってつまらないんじゃないかなあとは思います。

 

本文の内容自体はそれなりに面白いので、講読自体は悪くないんですがね。

 

Sセメで僕が受けていた先生は非常勤の若い女性の方で、とても丁寧かつ優しく授業を進める方だったので、結構楽しかったです。真面目に予習をして臨んでいましたね。

 

リスニング教材も活用して、そのテーマについて英語で学べている感がありました。面白かったのは「人間の行動は本当に自分の意思に基づいているか?」というテーマのものでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは〜