微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

河合塾本郷校について 4.英語 Part2

今日から3日間京都旅行へ行ってます。京大の友達がいると宿代が浮き、遊んでくれる相手も確保できるので大変嬉しいです。みんなどんどん地方へ進学しよう!笑

旅行のことなんかもブログにかけるといいなあと思ったり。

 

 

 


というわけで今回は英語の紹介、Part2です。

 

 

 

和文英訳

・講師 墺タカユキ師

毎回辮髪にサスペンダーという、かなり奇抜な格好で現れるベテラン講師。前述の高沢師の前に東大OPチーフを務めていたようで、その英語の知識は折り紙つきです。学校教育の英語や他塾、参考書を徹底的に批判する人でした。その貶し方には実に様々なレパートリーがあるので、気になる方は是非ご入塾を。笑

後述の河合塾公式テキストは使わず、テキストの改題や独自問題で演習します。テキストは様々な大学の過去問を改題したものが多く、師はその改変方法を批判した上で良問を別に用意しているようです。毎講新しい事項に入る際、「導入」と称してその単元で抑えるべき重要事項を確認していきます。この導入がよくまとまっていました。師自身も、夏季休業中等は導入を復習してほしい、とおっしゃっていました。

毎回の和文英訳の予習や師オリジナルの自由英作文課題は、師の添削を受けることができます。かなり厳しく、大抵赤が入りまくりますが、付属の解説プリントに大抵のミスが載っており、質問にも行けるため、結構ためになります。途中から提出者は減りますが、定期的な演習を習慣づけるという意味でも積極的利用をお勧めします。

 


○テキスト 英語表現(前、後)

墺師は既存のテキストを使いません。よってよくわかりません。笑

友人によると、「悪くはないものの、ただ掲載された問題を解くだけではやや物足りない」とのことでした。

 


和文英訳は予備校ごと、講師ごとに考え方の違いが出やすい単元だと思います。(徹底的に逐語訳すべきか、いわゆる和文和訳をして平易にしてから訳すか、など)また、出題される大学も限られているため、取捨選択の余地があるのかもしれません。といっても東大では20年ぶりの出題となったわけで、油断はできなかったわけですが。2019年も出たし。

 

 

 

 


○英作文、リスニング

・講師 ガイ・フィッシャー師

河合塾にはネイティブ講師により行われる授業があります。(もしかしたら河合独自かも)

師はイギリス人で、テキストを進めながら適宜英語で雑談を挟みます。この雑談を聞くことがそのままリスニング対策に有用だったと感じています。また、講師ながらフェローも担当しており、唯一のネイティブ添削として個人的にかなりお世話になりました。もちろん日本人の添削でも良いのですが、ネイティブは見るのが非常に早く、また当然ながら正確なため、是非添削を受けることをお勧めします。

 


○テキスト Comprehensive English (前)

東大英作文/東大リスニング(後)

前期はリスニングが中心で、特徴的母音、子音ごとに少しずつ発音をチェックしたり問題をその場で解いたりというのが続きます。また、師のオリジナルプリントによりちょっとした文法問題や英作文課題も出ます。これを英作文とリスニングに分離したのが後期で、1週ずつ交代でリスと作文を進めます。作文は、テキスト作成者が「和文を組み立ててから英訳する」という自由英作文のスタイルを取るのですが、これは墺師ともガイ師とも相対するもので微妙でした。(両師は既知の正しい英語表現を極力借用せよという考え方)

リスニングの方は、前期より東大形式に寄せた問題の演習が増えます。ただし、まだここ2年で変化したリスニング5択問題への対応は遅れ気味でした。

 

 

 

 

 

 

 


以上で英語も紹介終了です。長かった。笑

Part1で言い忘れましたが、前期長文テキストと前、後期リスニングテキストはスクリプト音源が無料で入手できます。シャドーイング等々の復習に有用です。僕も長文の読み上げ音声は繰り返し聞いてました。

 


次回はいよいよ河合塾紹介の最後、地歴編です!

僕は世界史・地理勢ですが、日本史についても友人の知識を活かしてわずかながら記述する予定です。

 

 

 

 


それでは~