微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

東大授業紹介10 「中国語一列・二列」

東大に合格された皆さん、おめでとうございます!

東大以外の方も、残念ながら不合格となってしまった方も、とにかくお疲れ様でした。

 

これから第二外国語を選ぶという人がほとんどかと思います。そんなみなさんのためということも兼ねて、今回紹介するのは僕の受講していた二外科目、中国語一列二列です。

 

僕が中国語を選んだ理由は、中国人の知り合いと話せるようになったらいいなと思ったこと、漢字を使うから簡単そうだなーと思ったこと、そして高校・予備校とも同じだった同期に中国語選択者が多かったことがあります。

 

このうち、漢字を使うから楽だと考える方は少なからずいるでしょう。実際、HSKという世界中の中国語学習者に向けた検定試験においては、非漢字圏の人に比べるとリーディング面でかなり有利に立てているはずです。

 

しかし、大学で学ぶ二外としての中国語では正直あまり関係ないと思います。まず、どの言語を選んでも難易度や楽さは大して変わりません(多分)。重要なのは、言語の種類よりも当たる先生によるでしょう。

 

さて、もう少し中国語の話をするならば、その特徴は「発音がとても難しい」ということです。

 

実際、中国語の授業では、初めの1ヶ月近くが丸々発音練習に費やされました。それも、週に3コマあった中国語の授業全てにおいてです。今考えてもなかなか恐ろしいですね。

 

中国語は、単純に子音や母音の発音に難しさがあるだけではありません。「四声」という要素が肝となります。

 

四声とは簡単に言えばイントネーションのようなもので、同じ発音でもその声をどういう高さ・調子で読むかによって4種に意味が分かれます。これをひたすら練習しなければならないわけですね。

 

こうした練習が終わればいよいよ会話文の練習をしながら文法学習を進めることになります。中国語文法は比較的簡単で、特に時制など英語にあったややこしい要素がない(正確には時制に近いものはある)ため、文法学習までステップが進めばだいぶ楽になると思います。

 

僕の受けていた中国語一列二列は、片方が日本人、もう片方がネイティブの北京人が担当でした。

 

日本人の先生の方は、無駄話や雑談が多くやや物足りなかったですが、終わった今考えてみると先生の中国トークをもう少し聞いておけばよかったなとも思います。

 

ネイティブの先生は明るく声が大きい人で、受けていて素直に楽しかったです。文法を専攻している方であったために、文法解説はとても分かりやすく勉強になりました。また、毎回の予習を前提に授業を進めてくるため、予習にも熱が入りました。

 

発音を真似ることなどを考えても、やはりせっかくならネイティブに習いたいですよね。こればっかりはこちらからは選べないのでどうしようもありませんが。

 

中国語は個人的に大学の学習の中で最も楽しかったものの一つです。必修自体は1年生で終わりですが、来春も何かしらの授業を受講しようと思っています。

 

これから二外を選ぶみなさんは、何を選んでもさして変わらないということを念頭に置きつつ、何となくでも興味があるものを選んでもらえればそれでいいと思います。

 

また、せっかく大学で1年勉強するので、こまめに勉強を重ねて身につけられたらいいなとも思います。これは自分自身に向けてのメッセージでもありますが。笑

 

社会人になって週2〜3回、一回約2時間もプロ講師に外国語の稽古をつけてもらうなんてそうそうできませんからね。お金もかなりかかるだろうし。

 

あまり授業紹介という感じではなくなってしまったかもしれませんが、そこはご了承下さい。

 

 

 

 

 

 

 

それでは〜