微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

河合塾本郷校について 4.英語 part1

今日は京大後期(法学部特色)の発表でしたね。僕自身も、予備校同期の友人の合格を観測できたのでとても喜んでいます!!!頑張ろう未来の法学徒。

 

 

 

というわけで、今回は本郷校の英語の紹介です。科目数が多いため前後半に分けますが、ご了承くださいm(_ _)m

 

 

 

○長文

・講師 高沢節子師

東大OPチーフにして関東河合塾英語科トップ講師の1人。授業は、本文を読みながら逐一現代語訳し、重要単語や文法事項の解説を挟んでいくというもの。特に文法にはかなり精通しており、細かい事項まで丁寧に教えてくださいます。また東大にも詳しく、どんな事項がどのように問われたかがその都度分かります。質問対応もとても丁寧でした。

 

・テキスト

英語長文総合演習(前)

東大英語(後)

前期は旧帝大早慶などの長文問題を集めてきたもの。毎講1題のみなので、高沢師が詳しい解説をする時間もたっぷりあり、良さが前面に出た授業となっていました。

後期はその名の通り東大過去問を意識した構成で、作文、リスニングを除いた1、4、5番型の問題が各講にいくつか組み合わされ収録されています。OPの過去問や他大過去問の改変が多いようです。予習がそのまま東大英語の演習になるため、問題形式慣れに役立ちます。

ただし、前期に比べ問題量がかなり増えるため、予習が重くなることはもちろん、授業時間もカツカツでした。それに伴い、詳しい解説が省かれることも多かったです。もう少し深いところまで解説してほしかったなあと思いました。

 

 

○文法

・講師 関戸雅嗣師

声が大きい。以上。笑

というのは冗談で、細かい解説の入った独自プリントを活用しながら講義します。このプリントがかなり秀逸で、該当する問題で問われている文法事項や関連題がまとまっています。英文法には河合塾編のサブテキストが存在するのですが、このプリントはその内容の要約も含まれているようです。ただ、「プリントだけもらえれば良い」と言っている人もいました。実際その節はある気もします。

 

・テキスト 英文法・語法(前、後)

様々な大学やセンター試験から文法問題を集積したもの。難易度はセンター〜早慶レベルと高めですが。1990年代のセンター過去問も結構含まれていたので、そこまで頻繁には更新されてないのかもしれません(センターが長年の使用に耐える良問ということもあるでしょうが)。

師自身が時々指摘するように、問題選定に疑問が残ったりミスがあったりします。しかし、全体的には、文法事項を網羅するという点で優れたテキストだと思います。僕自身もネクステ的参考書の代わりにこのテキスト(正確には師のプリント)を周回して文法知識を固めていました。

 

 

○英文和訳、解釈

・講師 田村喜宏師

流暢に話す「プロ」の風格漂う師。授業計画も丁寧に立てているのだろうという想像が容易にできるような、計算された授業を展開します。英文は読みながら訳していきますが、逐一全て現代語訳、というほどではなく、下線部以外はニュアンスを伝える程度にとどめています。下線部は構造図を板書してから解説しますが、この構造図を書いている時間が無駄だと感じる人は多く、実際僕も途中からノートを取るのをやめました。プリントにでも印刷していただけるとありがたいのですがね、、、笑

構造のとりづらい箇所や訳しづらい部分に当たると、reader’s grammar と称して読解用の解説を行います。丁寧にまとめて話してくださるので、この解説専用のノートを作成し、そこに情報をまとめている人も多かったです。

 

・テキスト 英文解釈(前)、英文読解(後)

前後期で名前こそ変わりますが、実態はどちらも英文和訳問題の集積です。毎講2題で構成され、難易度も東大程度で程よく難しいです。長文と合わせ、ここで出てきた単語をこまめに覚えていくと語彙は結構身につくと思います。また、予習で作った和訳答案をフェローや講師に添削してもらっている人もいました。他者からの添削を受けずとも、自分で作った答案を授業中に見直し、自分なりに添削してみることで、どんなミスをしているかのチェックになります。

 

 

 

以上で英語の紹介part1は終わりです。次回はpart2ということで、和文英訳とネイティブによる授業について紹介する予定です。

 

英語は予備校で僕が最も伸びた科目で、テキスト、授業の完成度は高いと思います。時間はかなり取られますが、それだけの価値がある重要な科目です。東大、それも文系となれば英語は避けては通れませんからね。是非頑張ってください!

 

 

それでは!