微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

大学講義のラジオ化

いよいよ講義のオリエンテーション期間ももうすぐ終わり、来週から本格的に授業が始まっていく、ということは以前の記事でも記したと思います。

 

オンライン講義への接続試行を兼ねて行われるオリエンテーションは、テストなどの範囲に含まれないこともあり気軽に聞くことができます。教授の方も、建前上本格的な内容に立ち入って授業をしてはならないということになっているので、今の時期に行われる授業の内容は一般教養的、ないし時事問題と絡めたようなものになる事が多いです。

 

特に、今この時期に「時事問題」といえばそれは新型コロナウイルスに少なからず関係することになるわけで、実際に僕が受講、聴講した授業でもそうした話題が多く取り上げられていました。もちろん全く関係ない、普通の授業を始める方もいますがね。笑

 

例えば、僕が聴講した行政法の授業では、新型インフルエンザ等対策特別措置法感染症法を扱って、行政の法律に基づく対応や対処についての話がなされました。ベテラン教授による、比較的スローペースで条文と関連事項が淡々と読み上げられていく講義を聞いていて、「これが法学部か……」と思ってしまったのはナイショ。笑

 

そんな調子で各講義が開始の準備を整えてきているわけですが、教授の中にはスラお度を用いず完全音声だけでの配信を予定しておられる方もしばしばいるようです。上述の行政法の教授もそうですし、今日ガイダンスだった刑法の教授も当面はその予定だと言ってしました。

 

そうなってくると、いよいよ大学の講義が従来の講義ではなく、ラジオのいち番組のようになるなあと感じています。Zoomはリアルタイムでコメントする機能もあるので、これを利用して随時質問に回答するような形をとっていたら、それこそお便りにその都度答えていくラジオパーソナリティそのものですよね。

 

実際のふれあいを伴わない、音声などだけで大学で学ぶべき高度な内容を伝える教授はとても大変だろうと思いますし、それをなんとかして受け止め、自分なりに咀嚼しないといけない僕らもまた苦労がたくさんあるだろうなと感じています。

 

法学部の授業は伝統的にマスプロ、すなわち大教室での一方向型の授業が中心ということで、もしかしたら実質的にはほぼ変わらないなんて可能性もありますが。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは~