微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

東大授業紹介4 「宇宙科学Ⅰ(文科生)」

昨日は一日中いちご狩りや温泉を楽しんでいました。

予定がどれもキャンセルになる中、貴重なひとときでした。

前回の記事冒頭で話しかけた旅行についてはもう少し立ってからまとめたいと思います。

 

さて、今回は授業紹介4回目、総合科目の宇宙科学(文科生)です。

 

宇宙科学とだけ聞くと理系色の強い科目のようにも思えますが、カッコ内にも書いてあるようにこれはあくまで文系向きの授業です。このように、文系理系で同じような科目名でありながら受講対象は文理で別れているという授業はいくつかあります。主には物理や科学などのいかにもな理系の科目ですね。

 

理系向けとは違い、文系にもわかりやすいように数式が一部省略されていたり、数3の内容には踏み込まなかったり、高校時点での理系科目の知識を前提としないなどの配慮がなされています。

 

この宇宙科学も例にもれず、数式は基本的に用いないか、用いていても明確に理解する必要はなく、テストにも出題しないという旨の説明がはじめになされていました。

内容としては、高校時代の地学基礎の発展バージョンのような感じで、太陽の成立過程やそのしくみ、宇宙の成り立ちなどについて今までの高校の知識以上に踏み込んでいくものでした。地学は本来バリバリに物理や数学を使うところなのでしょうが、数式は星の距離の算出方法を紹介するときに用いられるくらいで、基本スライドに映し出されていても対して説明はされないままでした。説明されても僕では理解できなかったと思うので良かったです。笑

 

この担当教授は、授業で用いたスライドや授業中に行った説明の概要、更には前回分の過去問に至るまで、自身のHPでほとんどを公開していました。そのため、テスト期間にも対策を立てての勉強がしやすかったです。

 

僕は、この授業の履修を決めてから最初の3回分くらいは真面目に出席していました。しかし、3回受け終わって履修が確定したところでフラっとスカッシュサークルの新歓に参加して入会を決めた際、スカッシュの練習が月曜日のこの授業の時間にかぶっていることに気づきました(新歓練習は別の時間に開催だったため両立できた)。

 

このとき僕はだいぶスカッシュに魅了されていたので、この授業を着ることを決意しました。もともとあまり受講する気はなく、一応登録だけしておいたくらいだったのでいいか、という感じでしたね。

 

授業は基本切らないというポリシーを唯一曲げた科目として思い出深いですね。これもスライドや参考資料が全てサイトに上がっていたお陰?です。

 

テスト勉強も、地学基礎では踏み込まなかった宇宙の成立過程について、数段階に分けて化学物質の性質などを紹介しながら説明していく資料を頼りにしたことでそこそこ捗りました。宇宙に興味がある人は普通に楽しめると思います。

 

救済用のレポートもあるため、とりあえず単位が欲しいという方にはおすすめかもしれません。というのも、文系でも理系的科目を取らないといけない、という教養学部の制約があるのでね。入学した暁にはいろいろと分かると思います。

 

 

 

 

 

 

 

それでは〜