合格した皆様、おめでとうございます!
というより、これからよろしくお願いしますと言ったほうがいいでしょうか。
今回の本題は、僕が浪人生として一年を過ごした河合塾本郷校についてです。
総合、と題する通り、本郷校の概要や校舎の雰囲気について紹介します。
授業やテキスト、講師等々については、今後科目別に小出しにしていく予定です。
東大を目指す浪人が決まった方、河合塾本郷校の評判、評価が気になる方の参考になれば幸いです!
OB、OGの方々は「ここ違うやろ!」「ここはもっとこうだった」なんてことがあれば是非ご意見を。笑
○東大文類アドバンスコース
これが僕の選択したコースです。本郷校限定で2015年新設されたコースで、当初は1クラスか2クラスだったようです。僕の通っていた2018年度、本郷校では3クラス(LM・LU・LZ、左から順に高レベル)に分かれていました。また横浜校でも新たに開講されたようです。
クラス分けは4月前半実施の「サクセスクリニック」なるテストの点数で行われます。難易度はセンター程度で、マーク式です。
僕はいまいちこのテストの意図を理解せずに突っ込んでいき、見事1番上のクラス(LM)を逃しました…笑(おい
まあ、1番上じゃなくてもコツコツやれば受かるよってことでお許しを。
合格率は、僕が入塾時塾長に尋ねたところ、LMが6〜7割、LUが4割程度とのことでした。はっきりとは分かりませんが、風の噂によれば今年は全体的に実績が悪かったようです。(心なしか、ロクに勉強してないウェイが多かったような、、、笑
さて、それではこのコースの特徴を。
・隔週土曜日にアドバンスゼミと称する英語のテストゼミが開講される
これはアドバンスコース限定の講座で、60分のテストに120分の解説講義が付いてきます。担当講師は、本郷校英語科トップ(つまり河合塾東大担当講師トップ)の高沢師、墺師です。
リスニングを除いた東大型の4大問のうち3つがまとまったものを解くのですが、これが結構難しい。単語レベルがやや高かったり、時期的にもまだ英語力が固まっていないこともあり、会心の出来ということはあまりないと思います。毎回丁寧に添削されてから返却なので、自分のミスを意識することができますし、聞けばチューターから平均点等も教えてもらえるのでモチベも上がります。ただ、返却は遅めなので、結構意識していないと復習は疎かになってしまうと思います。僕自身、そこまで丁寧に復習できていたかというと…。笑
稀に東大の過去問を扱いますが、ほぼ全問初見問題なので、読解量の確保、問題への対応力養成にはとても役立ちますし、トップ講師2名による講義も有意義でした。(詳しい講師情報は後々
・後期に国、数、地歴で特別講座が開講される
要は、英語以外の科目でも上述のようなゼミがある感じ。ただし、アドゼミと違い後期に1.2回開講されるだけの単発講座で、他校舎、他コースの東大志望も申し込めば1講座2000円くらいで受講できるようです。感覚としては、東大系模試を科目ごとに1回分受け、解説がついてくるというところですね。
○東大文類コース、東大文類プラスコース
前者は土曜授業なしの、言ってみれば最も標準的なコースです。本郷校だけでなく、全国の河合塾で設置されているはず。
「プラス」は、毎週土曜日に数学ないしは英語のテスト演習+授業で2コマ3時間の講座が付きます。まさに講座を「プラス」するわけで。
上記の2コースも、例年4割程度の合格率のようです。
以上が、本郷校で開講される文系の全コースになります。
そして個人的には、本郷校のアドバンスコースをオススメします。
まず、本郷校全体で共通のメリットは以下の通り。
・周囲のレベルが高い(はず
・自習室環境が良く、地下自習室(電波が遮断される)ならほぼいつでも空席が利用可能
・閑静な地域に立地している
・東大に(頑張れば)歩いていける
この中でも、周囲のレベルが高いというのはかなり大事です。浪人生はなまじ知識がある分、つい油断や学習意欲の減退に襲われがちですが、そうした時身近な天才たちの存在は自分を奮い立たせるのに大いに役立ちます。冊子掲載は当たり前〜なんて人はゴロゴロいるので、どうしても気を抜けない環境となります。
さらに、そんな本郷の中でもかなり多数が所属するのがアドバンスコースなので、情報も伝わって来やすいです。講師やスタッフたちも「トップ集団」としてこのコースを扱ってくるので、一層モチベが上がります。
…というわけで、本郷校紹介でした。
僕自身、浪人するにあたりいくつか校舎、予備校を回り、最終的に自分の納得するところを選びました。仮に本郷校を選ばなかったとしても、適当に決めてしまうのではなく、複数の選択肢を吟味しておく必要があると思います。
なにせこれからの1年とかなりの金額を投資するわけですから、ぜひ慎重な判断をして下さいね!
それでは〜