目が本格的に痒くなってきました。
何とかして搔かないようにと自制するのがとても難しいですが、気合で耐えています。たまに耐えられてませんが。
今回の読書感想は、ハフポストブックス出版、山口絵理子さん著の『サードウェイ』です。
この本も、ゼミでハフポストを見学させていただいた時に紹介された本ですので、ゼミ関連で言えば2冊目になります。
例によって3段階で簡潔に書いていきます。
・ビフォー
二項対立の間をどうにか考える、なんてよくある話では?
要するに折衷案ということなのか?
と、読む前は考えていました。なんとも曲がった見方だなあと我ながら思ってしまいます。
また、途上国ビジネスって実際どんな感じで営まれているのか、本当に成功するのか、とも考えていました。
・気付き
一方を取り他方を捨てるという思考法を取る必要は必ずしもない、というのが本書のテーマと言っていいと思います。
様々な対立軸を例に進む話の中で、つい自分が一方を諦めがちであったことや、そうする前に新たな方法を考えてみる価値があることを思い知らされました。
また、ビジネス、特に途上国において、生産ラインのどこかに損を取らせるという今までの方法より、末端の途上国労働者まで気遣えるやり方は上手くいけばとても理想的だとも思いました。
そして、常に新しいアイデアが生まれる環境の重要性も考えさせられました。
筆者の彼女自身デザイナーとしても活動していることから、クリエイティブな環境が整備されており、そうした土壌の中だからこそ「サードウェイ」もまた発想できるのだろうなと思います。
・Todo
二項対立的なことが周りにあったら、サードウェイ≒アウフヘーベンを考える、という少しそのままなことです。
これから大学でも2年生すなわち先輩となる中で、人間関係のはざまに立たされたり、サークル間の活動に挟まれたりすることが増えると思います。
そうしたときに、たとえ2つがはっきりと対立していても、それを諦めないで考え抜き、第3の道を考えようと思います。
それでは〜