東京オリンピックの開催延期が発表されるなど、いよいよ新型コロナウイルスの影響が強く現れてきたなというところです。
そんな中、東京大学でも授業のオンライン化に向けた動きがここ数日で急速に進んできました。
中でも、昨日にはZoomという動画配信系サービスの学内利用登録案内が開始し、慣れないアカウント作成に追われる友人たちがあちこちで発生していました。
僕自身、実際どのようにしてこれから授業が運営されていくのか、なかなか想像もつかないところです。
東大は、進学選択制度を採用している都合上、学事歴をいたずらに遅らせることができないため、なんとしても当初の予定どおり授業を進めていく必要があります。
というのも、2Sが終わってから始まる夏休み中の進学選択を経て2Aからの学部が決まり、それに基づいて授業を受けることになるからです。開始が遅れてしまえば、後期課程の学部が決まらず、全てが崩れてしまうことになります。
旧制一高時代の伝統が、令和の新型感染症に対しても一定の抵抗をしているという状況は興味深いと言えるかもしれませんね。
どちらにせよ、僕としては突然春休みが延長されるよりこの方がいいと思っているので、オンライン化はありがたいです。
ただ、WiFi下の視聴環境を持っていない一人暮らしの人や、必修の二外授業などを通して仲良くなっていくはずの新入生にとってはとても難しい状況になってきていると思います。なんとか、様々な技術や人を頼って良い方向に行ってもらいたいなと願うばかりです。
それでは〜