微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

最後のバイト

僕はこの一年間、とあるラーメン屋さんでアルバイトをしていました。大学の近所で、空きコマに働くという形をとっていたので、細々とではありますが、大学生活の一部という感覚が強く、結構親近感を抱きながらの勤務でしたね。

 

昨日はそのバイトの実質的最後の日になりました。というのも、新学期の2Sセメスターではちょうどよい空きコマを確保することができず、これ以上勤務に入ることができなくなってしまったためです。新型コロナウイルスの流行とはあまり関係ないことですね。

 

そのバイトで行くたびに印象的というか楽しみだったのが、まかないのラーメンです。その店のまかないスタイルはバイトが自分で好きにラーメンを作ってそのまま自分で食べるというもので、量や味付け、トッピングに至るまで完全自由にさせてもらっていました。僕はどちらかといえば少食なので、ものすごい特盛にして食べていたということはありませんが、そういう事もできるという意味でとても良心的でありがたかったです。

 

そして、そのまかないで特に面白いのが「まかない専用の野菜トッピング」です。

 

社員さんとでも呼べるような方が毎回違った野菜などを買ってきて、まかない限定で食べさせてくれていました。そのレパートリーが常識を超えるもので、普通ならなかなかラーメンと食べ合わせることはないだろうというものが多かったですね。一番面白かったのはカリフラワーでしょうか。この一年で2回出てきました。笑

きっと好きなんでしょうね。僕も少しハマってしまいました。

 

もともと、時給が高い教育系統のバイト(塾講師、家庭教師、チューターなど)に魅力を感じつつ、せっかくならそういう自分と同じような人種がひしめくような産業に入り込むだけでなく、接客や他の世界も見てみたいと思っていたのが始まりでした。

 

といっても、このラーメンバイトの募集を知ったのは東大のアドミニストレーション棟という学生支援系の建物内にある掲示板なので、結局東大生くらいしか存在しない環境に身を置くことになってしまったわけですが。笑

 

接客と言ってもファミレスなどと比べれば明らかに客の滞在時間が短く、それ故にきめ細かい接客態度も求められるわけではないラーメン屋は、はじめの希望を叶えるにふさわしかったのかかなり怪しい部分があります。それでも、東大生に長年愛されたラーメン屋というだけで、駒場や東大の伝統やっ雰囲気を感じ取れた気がするので、その意味では良かったですね。

 

何より前述のとおり美味しいラーメンを毎回食べられていたので文句などあるはずもありません。

 

最近は新型コロナウイルス流行の影響で、個人経営の飲食店などを中心に経営が非常に苦しくなっているようですが、ここのラーメン屋も例外ではないようでした。店長の嘆きを聞くのは結構辛かったですし、なんとか存続していってほしいなと思わされました。

 

これから関わることは減ってしまうかもしれませんが、諸々落ち着いたら定期的に通いたいなと思いましたね。

 

今後のアルバイトについても考えないといけない時期に来ていて、この新学期からまたなにか始めるかもしれません。と言ってもこういう状況ではそもそも外出自体がためらわれるので、如何ともし難いところですが。

 

お金を使わないで済む生活が送れているとも言えるので、しばらくひっそりとするのがいいですかね。

 

 

 

 

 

 

それでは~