微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

内閣府ユース特命報告員とコロナ

昨年の浪人明け、東大の新入生がちょっと集まるイベントに出席したときのこと。

 

これから大学生か〜と思いながら色々な人と話していたわけですが、その時に話したある人からタイトルの通りのプロジェクトについて聞きました。

 

内閣府ユース特命報告員」とは、簡単に言うと、内閣府が若者から自由な意見を募集するために行っているプロジェクトです。興味がある人は以下のリンクを参照してください。

https://www8.cao.go.jp/youth/youth-opinion/guidance/bosyu.html

 

2.3ヶ月に一度、何かしらのテーマについての意見の募集が来ます。それに対してこちらは自由に自分の考えをメールで送ると言うものですね。半年に一回程度、実際にこのプロジェクト参加者で集まるオフ会的なものも開催されていました。

 

昨年度僕は予定が合わず、オフ会には行けませんでした。意見の表明もほぼやらずに終わってしまい、なんだか無駄にしたなと言う感じだったので、今回もまた応募することにしました。

 

今回の応募時のテーマは「最近関心のある事項やニュースについて、自分の意見も含めて」というものでした。以下は僕がそれについて書いたものの概要です。 

 

最近はニュースのほとんどで新型コロナウイルス関連の報道がなされ、自分の身の回りのあらゆるところで新型コロナウイルス関連の話題が出ている。私はその中でも、特にSNSや報道において、一部の団体や個人、集団を対象としたある種の「叩き」とも言えるような伝え方について関心を持っている。感染拡大の初期には、最近の報道や都知事の表現を借りると「3密」と表される環境の代表としてライブハウスが取り上げられ、感染のクラスターを形成したとしてあたかもライブハウス自体が悪いかのような報道も見られた。これに対し、とある特集においてライブハウスの管理者の方は、「悪いのはあくまでウイルスであって、ライブハウスやその他お店自体が悪いかのような論調は悲しい」というような意見を示していた。日本赤十字社も、「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」という記事において、見えない不安からくる差別をやめよう、ということを提案している。
ここ最近は治療法がないこと、実態がつかめないことなどの見えない不安が人々を追い込み、ともすると自分より立場が弱いものや、わかりやすい敵を仮想することで、それらを批判して正義感を感じようとしているところがあると感じている。私としては、人間にはある程度こうした性質があると思われるため、完全にこうした「叩き」を防ぐことはできないと考える。しかし、これを防ぐためには、人々の見えない不安を取り除く必要があるだろう。ワクチンなどの開発を待つのが最終的な不安解消だろうが、その前段階としては適切な情報の工法、獲得が不可欠だと考える。現状は様々な報道機関や専門家がそれぞれの意見を発表していて、情報が錯綜していると思う。当然私達にも知る権利が保証されていて、情報を自由に取捨選択できる状況は重要だが、こうした事態の際には、情報発信を制限するまでは行かずとも、情報の性質ごとに何らかの場所(厚労省のサイトなど)で一括して管理し、比較検討を用意にすることが重要ではないかと考える。また、厚労省のサイトが元に動いていることを知っている人も周囲には少ないため、そうした大元の情報共有地事態の後方も必要であろう。その際に、安易に「ライブハウス」といった名を出して悪者感を煽るのではなく、あくまで避けるべき特徴を示すに留めるなど、表現法にも十分気を使うべきだ。

 

こういう文を書く時、僕は自分の意見というのを述べるのがとても苦手なので、つい見聞きした情報をもとにそれをただ引用しただけのような文を生成してしまいます。

 

自分の考えを持つ難しさは昔からずっと抱えていますが、なんとか改善したいところですね。

 

ちなみに上記の赤十字の記事というのは以下のリンクを参照してください。分かりやすく、しかも言いたいことを言ってくれているなあという感じがしました。この記事も大学同期が発見してリツイートしていたもので、情報は色々なところから思わぬタイミングで来るなと思わされます。

http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html

 

気になった人は応募してみると良いと思います。採用されたのち、ちゃんと意見をこまめに送っていると、送った回数などに応じて細やかな報酬もあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

それでは〜