微分積分席替え気分@東大

河合塾本郷校での浪人を経て東大に合格した文一生による、のんびりとした日常のブログ。

初日から飛ばしぎみ

いよいよ昨日から、本格的にSセメスターの授業が始まりました。僕はTBAの友人と1限の時間にZoom勉強会をしていて、その後2限から5限までみっちり入っていたので、ほぼ半日PCの画面とにらめっこしていたことになります。

 

さらにさらに、昨日は5限後に川人ゼミの新歓イベント「川人ゼミで学ぶこと」があり、僕はそこで新入生の対応を少し担当していたので、自室にこもりっぱなしでした。

 

3限の授業、ヘブライ語こそガイダンス色が強かったですが、他の授業はもう普通に内容に入っていました。久しぶりにちゃんとした授業で、ノートを取る感覚すら新鮮でした。

 

昨日の授業で印象に残ったのは憲法で、長年定評のある芦部信喜先生の『憲法』を教科書にする授業でした。昨日は憲法総論ということで、前提的な話から入りましたが、権力論の触りのようなところは特に面白かったです。三権分立という話自体は、小学校の頃から繰り返し聞かされてきたことですが、そもそもモンテスキューが『法の精神』で言っているもともとのことと、現在言われるような三権分立というのは少し意味合いが異なっているというのは初めて聞きました。

 

芦部先生が教科書中で主張し、僕たちも一般によく聞くような「一機関一作用」というのは後代の産物であり、モンテスキュー自身が言おうとしていると考えられるのは、一機関が複数の権限を独占するのが好ましくないというだけで、むしろ一作用に複数の機関が関わることを理想としていたのではないか、ということでした。

 

また、一言で三権分立と言っても、三権が完全に平等であるアメリカ型と、憲法を制定できる立法権を一段上として、他二権をそれに劣後する形を取るフランス型に分かれるというのも、はっきりとは理解していないところであったため、大学の「憲法」の授業を受けている感覚を楽しむことができました。

 

これからどの科目も本格的に始まっていくので、夜復習を丁寧にやっていきたいですね。当然全てに全力投球というわけにも行かないので、優先順位を意識しつつ楽しみ頑張りたいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは~